デリバリーサービスがいまでは、飲食店でも当たり前となりました。2020年以降は不特定多数が集める空間を避ける方が多くなり、お店では生き残り戦術として持ち帰りも実施されているわけです。以前はラーメンやパスタ・アイスクリームも対象となっており、専用の食品容器も登場しました。この業務用食品容器は、中に入れるグルメに見合ったものでないと、風味を損なう恐れがあるので必ず専用のものを買わないといけません。
そこでここでは、仕出し弁当店専用で販売をされている業務用食品容器を解説していきましょう。仕出し店では一般的な幕の内から、顔合わせ・七五三・婚約などの祝い事に見合った御膳も用意をされています。業務用食品容器で多用をされるのは折りと呼ばれるケースで、正月のおせち料理を入れる重箱と似た形状をしたものです。以前は何度も洗って繰り返し使えるケースでしたが、この場合は後日に回収をしないといけないため効率が悪くて使われなくなっています。
2000年頃からはポリ塩化プラスチック製のものが多く、耐熱性と耐久性を兼ね備えて高性能な食品容器です。業務用で生産をされているため、個人で少量ずつ買い求めることはできません。色は黒色でツルや富士山の模様を描いたものが多く、一見すると漆器のように見えるのが特徴です。業務用品のなかでは少しお値段が高く、1つ400円前後で手に入れられる品で、料亭やホテルでも扱われるようになりました。